凄い!!のひとこと…九州オールスター激走決定戦??
2003年7月27日オートポリス リポート:岡田
梅雨明けが遅れて、少し心配した夏の
DESTAIでしたが、当日はさわやかな山の夏を満喫できました。しかし今回異様な盛りあがりで、なんとシニアクラスは40台、ユーロも24台のエントリーと雨に悩まされたレーサー達が一斉にゴーサインを出したようです。
5時にアパルーサを出発しましたが、夏の夜明けは早く、もう完全に明るくなっています。阿蘇外輪山のミルクロードに差し掛かると、辺り一面に朝霧が立ち込め、ライトを点けて一路オートポリスへと向かいます。オートポリスも霧に包まれていますが、これは大丈夫!!この次期の霧は天気が良い証拠なんです。やがてエントラントが集まる頃には、霧も晴れ、絶好のDES−TAI日よりに…しかし今回、ユーロで遊んでシニア見物がまったくその通りになりました。
ユーロカップ
 こちらは今日のゴールドカップレースの露払い役として、朝一番に行われます。参加者はポルシェクラスは何時もの上位4台河野ファミリーのパパとジュニア、小迫GT3にRS田中!!その他は、何時もの常連立川、土橋に美祢でエンジン壊してようやく間に合った木村、熊本から西東、河野そして広島からはルーフに乗る細見が初挑戦だ!!BMW勢は脇、池之上のIdingパワーに、なんと広島から、あの雨のDES-TAIでポルシェをかき分けて、総合の表彰台に上った佐々木E30が、しかもとんでもない仕様に変更して参戦する事に…、また神奈川に転勤した瀬戸はDES-TAI用にマテスを熊本に置いて、飛行機ではせ参じると言うことだ。その他ユーロクラスも含めて24台のエントリーとなった。しかし当日、広島の佐々木E30はついにエンジンに火が入らず、無念の温泉旅行になってしまった。また神奈川の瀬戸も急患の為飛行機に乗れず、替わりにマテスにはチャーリーが代打で乗る事に…。ポルシェの河野ジュニアも前日まで頑張ったもののこれも間に合わず無念のポールポジション明け渡しとなった。これで2回連続のポールとなったのは、小迫GT32番手は前回の優勝者RS田中、3番手は河野パパGT2が並ぶ、その後は申し込み順のグリッドだ、何時ものようにグリッドに着きドライバ−紹介が始り、少しずつ脈も早くなって、全員シグナルを注視する。やがて、レッド点灯!!そしてシグナルが消えて一斉にスタートとなった。ところがなんとポールの小迫が失速!!後ろから突進した細見ルーフは間一髪左にハンドル切ってすりぬけた。私も加速状態で「うわ〜〜ポルシェが…」と左にハンドルを切って危機一髪、みんな右往左往!!私のすぐ横でようやく加速開始!!そしたら右から、矢田さんの黄色いポルシェが凄い勢いで追いぬいて行った。その後1コーナーアウトから池之上E30が、立川ポルシェも右から…「え?え!?」と思うまもなく、マテスまで前に行ってしまうではないですか!?「こりゃイカン、いくらカメラカーでも、抜かれすぎ〜〜」と気合入れなおして、“ファイト〜いっぱ〜〜つ”でヘヤピン大きくお尻フリながら、2速引っ張りすぎたり、手上げて立川さんにご挨拶しながら、一周目マテスをストレートでパス、池之上E30にヘヤピン過ぎて登り100Rで譲ってもらい、その前は??おや!?よしさまの黄色い944Tが、何やら身悶えて…、良く見たらその前にも脇アイディングに矢田ポルシェに、西東ポルシェに…、こりゃ団子状態の様です。互いに牽制しあって、どうもスローペース、私は後ろに付いて見物です。ストレートポルシェが抜け出すが、ヘヤピンまでにBMWも絡みまた団子に、誰が最初に抜け出すか!?こりゃ楽しそうです。そうこうする内に、黄色の944吉村が流石ベテランの技を見せて、最後尾からいつのまにか集団のトップに、そしてそのままだんだん離れて行く、次は脇アイディングが矢田ポルシェとサイドバイサイド、の戦いだ。1コーナーインを突いたBMWに一瞬ひるんだ矢田ポルシェが先を譲るが、クロスして加速!!3コーナーS字入り口で西東ポルシェに行く手を阻まれた脇アイディングをインから見事にさし返して2台をパス。次の周ストレート、アウト側から抜きにかかる脇をインから並んで少しづつアウト側によって牽制する見事なテクを見せて矢田が守り抜く。しかし今度は同じS字でインを取ったのは脇アイディング、矢田ポルシェも譲らず、お互い横に並んだまま、S字を切り返して、綺麗なサイドバイサイド!!決着はS字アウト側になった脇アイディングがそのままヘヤピンのインを押さえるかたちになり、ようやく矢田ポルシェの前に出る事に成功した。これは見ごたえのあるバトルでしたね!!しかし今度は私が矢田ポルシェと戦う羽目に…
最近矢田さんみょうに気合が違うんですよ、なんてったってAT(ティプトロ)なんですよ!!それでここまでやられた日にゃ、言い分けできんもんね!?という事で半分本気モード、しかしこれがしぶとい!!微妙なブロックラインでコーナーではなかなか行かせてくれない、ストレートでスリップ使ってアウト側の前に出る時、横見たらなんと矢田さんコクピットで体ガブッてましたよ!!そのまま前に出て1コーナー、なんかいやな予感がして、インを見たら必死の形相で、ブレーキロックしながら飛びこんでくるんです。「あ!?こわ〜〜」私は思わず後すざりしてしまいました。(汗)またまた後ろに追いやられてその周第2ヘヤピンでようやく開放されましたが、もう前は遥か彼方でしかも最後の1周、超クリアラップでした。結果は、ポルシェのトップはRS田中の2連勝、2位にはスタートミスから怒涛の追い上げで、小迫GT3が、3位には手堅く河野パパが入賞、広島から参加の細見も無事初コースを14秒台で完走でした。BMWは脇アイディングがブッチギリ、2位には池之上E30、3位には318isの小山が入賞した、私とマテスのチャーリーは関係者の為、賞典外としました。しかしあのバトルは楽しかったですね、矢田さんマジ面白かったです。ATであれだけやられたらもうこっちも意地ですね!?吉村さんやっぱりすぐいなくなるから…今日は尻尾捕まえたような気だけしたんですがね…2位の小迫さん「今日はスタート失敗して逆にプレッシャーなくなったみたい、河野さん抜いたの気がつかんかった!!」と連続入賞にご満悦でした。そうそう1位になった田中さん8月の“鈴鹿1000km”にシニア戦士の坂本さん総監督のポルシェGT3Rで参戦するそうです。皆さん応援よろしくです。間に合わなかった広島の佐々木さん、後で写真送ってくれました、確かにE30M3のエンジンルームにS503.2L直6)が乗っかってますね!!次回9月には是非お待ちしています。










シニアカップ
本日のメインイベント!!DES−TAIシニアの始りです。
もうこちらは話題騒然です「え!?あの人も、あの車も…!!」「うわ〜〜こりゃ凄い」とエントリー頂くごとにもう興奮状態でした。とにかく、九州で速いといわれる人で参加してない人探すのが難しそうなくらいオールスターです。一人一人紹介したいのですが、紙面が足りません。かいつまんで紹介しますと…まずRX7勢は常連滝山、矢野のベテランに林田、メーカーズ白井、有村、それにはるばる関西から喜多條がはせ参じる。GTR勢は復活トトロ33GTR吉良、常に上位に食い込む山地、オートポリスドクターの黒瀬、美祢をホームにする丸山、そのほか只今絶好調の今年負け知らずドリーム180の本武、1年ぶりに登場のDES-TAIチャンプ半仁田NSX、デイサイドシビック福田、ランエボの田中、え〜〜とまだまだですね、そう、Bクラス(2,500cc以下)から上位を狙うケーターハム軍団には工藤、吉川、坂井、白水それに旧車では、青柳の310サニーなどもうとにかく各カテゴリーから満遍なく腕に自慢のサンデーレーサーが大集合!!その数40台!!こりゃ凄いよ!?誰が勝つか?さぁ〜お立会い!!てな具合ですね…

予選も凄かった、APップと混走の為、15分の予選に55台が参加、始ったらもうクリアもヘッタクレもあろうはずがない!!とにかくガムシャラに走るしかない!!と言うことで、ものすごい爆音とストレートスピードで駆けぬけて「あっ!!」と言う間に予選はチェッカー。その結果、ポールはメーカーズFDの白井が25秒248でゲット「なに!?あの台数のなか5秒台!?」ぶったまげ〜〜です。2番手は半仁田NSX、これも5秒399、3位はデイサイドシビックの福田、ここまでが5秒台、4〜5位の山地、吉良GTRが6秒台、13位の黒瀬GTRまでが7秒台、25位の冨本RX7で10秒台です。一昔前の優勝タイム出して、25位!?こりゃ過ごすぎですね。22秒台で50位ですよどれだけレベルが高いかおわかりでしょうか??とにかく多い、速い、危ないと言うことで急遽決勝はローリングスタートにする事で、参加者、大会事務局の了承を得ました。だってスターティンググリッド、フルで45台分しかない!!そうなんです。
かくして、史上最大のDES-TAICUPの幕開けです!!ダミーグリッドに並べるだけでも一仕事!!大会関係者の皆さんご苦労様です。場内放送の選手紹介も何時になく早口でまくし立てています。アナウサー「フゥ、なんとかスタート前に紹介終った!?」とため息でした。まもなくペースカーに引っ張られてローリング開始!!「この迫力、台数は、GT選手権以上かも…??」と場内放送!!長い隊列は途中渋滞も起こした様ですが、隊列は乱れず、やがてペースカーはコース外へ、ポールのメーカーズFD白井は少しおさえ気味にスタートラインへと向かう、ローリングスタートは、ペースカーが離れても、スタートラインまでは追い越し禁止!!ポールの車がペースを決める事になる。やおら加速をはじめる白井FDに不意を食らったのか2番手の半仁田がそうしたのか、ペースを上げない、そうなるとそれ以降はスタートライン超えるまでは追い越し禁止の為、3番手の福田は一旦加速状態からアクセル戻す羽目に…その為全車トップから少し差を空けられならも、やがて一斉に加速開始、白井は絶妙のスタートで、50mほど差を開いて1コーナーへ、2番手はターボの威力か福田デイサイドシビックが半仁田NSXをインから交わして1コーナーだ、その後は怒涛の進撃、来るわ来るわ!!とにかく最後尾が通過した時はトップはもう100R登って第2ヘヤピンに近づいていたのだ。もうその後は覚えきれません、とにかくトップを引っ張るのは、白井FDに福田シビック、その少し後に半仁田NSX、林田FD、、滝山博多鳶、吉良、山地…もうヒッチャカメッチャカ!!??コース上いっぱいに広がって、高速バトルの真っ最中となりました。
1周目第2ヘヤピンで、有村FDに喜多條FDがインから行って接触、有村はリヤ左ホイルに損傷を受けリタイヤ、喜多條はそのまま走りつづけるが、右フロントフェンダーとタイヤが接触している。やがてトップの白井に追いついた福田は、ストレートであの速いメーカーズFDをオーバーテイクするかに見えた、がここは白井も踏ん張り1コーナーインを死守して、なんとかトップを守る事に成功!!その後は流石と思わせる微妙なブロックラインで車1台がインに入れるかどうかのラインを取る。福田もここは無理せず2番手をキープ。4周目5位を走る滝山を1コーナーインから前回の優勝者本武ドリーム180がパス、徐々にペースが上がっているようだ。しかしそのままの順位で1周して同じ1コーナーを抜け順調に加速に移った瞬間、本武180が急激に尻を右左にフリだし、止まらない「危ない!!」と思った瞬間、コントロール不能に近いマシンを見事にアウト側のグラベルに導いた本武の腕は流石DES−TAI戦士と関心した。なんとリヤのアクスル付近のシャフトが折れたらしく、リヤタイヤがバラバラな方向を向いたらしい!?しかしよく回避できましたね、滝山さんも…!?
このアクシデントで、セーフティーカーが入る事に、これでせっかく作ったマージンもなくなりまた全車隊列を組んで2度目にローリングスタートと言う事になりました。2度目のスタートを決めたのは福田シビック!!白井FDを抜いてトップに立つ、白井FDを追っかけるのは、これもDES−TAI優勝経験ありの半仁田NSXだ、又ここかしこで接近戦が展開され始める。第2ヘヤピンでの先行争いで、半仁田NSXがアウト側にコースアウト、優勝争いから脱落、その後ろには復活したトトロGTRの吉良が山地GTRを従えて3位に、山地の後ろには林田FDがピタリと付けている。トップの福田シビックは8周目なんと、この夏の時期にしては驚異的な、“2分3秒576”の素晴らしいタイムを出して快走、2位を走る白井FDはこの周、電気系から煙が出たらしく自らマシンを止めてリタイヤとなる。これで2位は吉良、3位は山路のSタイヤGTR勢が占める。登りブリッジ下をデイサイドシビックの福田はインリフトさせながら、GTRの吉良は豪快に4輪ドリフトしながら駆け抜けていく。そしてこのままの順位で、見事10周を駆けぬけたデイサイドシビックターボの福田が最初のチェッカーを、続いて吉良トトロGTR、3位に常連山地GTRが入り、貧差で林田FDが4位となる、7位にはBクラス(2,500以下)ながらケーターハムの軽快さで、吉川がクラストップでゴールした。20位の甲斐RX7までがトップ差1分以内でゴールすると言うとんでもないスプリントでした。しかもレース中のベストタイムはここまですべての人が10秒以内を記録しています。この速さは、いったいどう言う事なのか!?とにかく脱帽です。27位田中のKPスターレットもなんと2分12秒450を記録している。もう1度言いますがこれ以上のバトル、過去に見た事ありません。
まさに九州No1、DES−TAI戦士の壮絶なマジバトルでした。こりゃDES−TAIの歴史に残りますね!?参加者全員の皆様に感謝です。九州のモータースポーツのひとつの頂点になりつつあるDES−TAIをこれほどまでに育てて頂いた皆様、そして何時も協力して頂いている、博多鳶TAKIYAMAさんやKuroseさんのインターネットホームページのお蔭です誠にありがとうございます。これからも是非九州No1バトルDES-TAIシニアをよろしくお引き立て下さいますようお願い申し上げます。
矢野師匠終ってひとこと「もう歳ばい、若っかもんにゃ〜勝てん」と嘆いてましたが、キッチリ8秒台出てますよ…それにまだまだ大先輩河野パパや工藤さんも現役バリバリですよ。しかしまだいろんな速い人居るんですよね、終ってから宮崎のクロキレーシング、高木さんからお電話ありました、今がお仕事一番忙しい次期だそうですが、秋(1123)には参戦して頂けそうです。「もしかしたらニューマシンで…!?」だそうです。そうなるとまたまた予想が難しくなりますね。どうしたもんでしょう???
ドリームの本武さん今回残念でした、ポイントリーダーです次回には完璧なマシンで優勝争い期待してますよ。1123日には年間チャンピオンも決定します。それでは皆様またオートポリスで涼しくなったらお会いしましょう。