DES−TAI伝説第2幕の幕開け!? 2004年5月23日 レポート:岡田
 新記録に沸いた第1戦から2ヶ月、いよいよ第2戦です。
今回は、ポルシェクラブのお祭り鈴鹿パレードと日程が重なった為、ユーロカップはお休み、シニアカップのみの開催です。それでもポルシェの小迫(GT3)さん、木村(964カレラ)さん、BMWの堀さん、それに初参戦の若干はたちの奈倉(ナローポルシェ)さん、アルファロメオで井村さんが果敢にシニアに挑戦することに…
天気は一週間続いた、梅雨を思わせる長雨も上がり、気温もさほど上がらず、絶好のDES−TAI日より、またまた高記録が期待できそうです。
 今回、トップクラスがマシン調整中やお仕事で出られない方も多く、心配しましたが、フタを開けたら、やっぱりDES−TAIシニア!!いつもながらの高速バトル間違い無しです。前回第1戦の立役者二人、DES−TAI初の2分切りをやった半仁田NSX、雨の決勝でこれまた新記録となる14秒台でぶっちぎった山地GTR、それに2分切りを目指す坂本ポルシェGT3R、滝山博多鳶RX7もエンジン載せ替えて今日ナラシ完了!!、財津300Z、それに去年前半絶好調だった、本武ドリーム180SXとそうそうたる顔ぶれです。珍しいところでは、なんかよくわかりませんがどうやらRX7にシルビアのエンジン??載せた三好RX7SRターボ!?、これがなかなか雰囲気ありまして、まるでJGTCマシンのようないでたち、その他シルビア、86軍団も元気に参加しています。
 DES−TAIシニアの見所は、多種混合バトル!!“レギュレーションに縛られず、走行会仲間で楽しもう”と言うことで、早い話が自分の車でサンデーレース。そう言う意味では国産対外車、ターボ対NAなんてのもあるし、大排気量を小さな車が食うなんて事もありますし、とにかく走るも見るも参加者の皆さんのお蔭で楽しいイベントになりました。

 さて今回は絶好のコンディションで、予選開始ですまず真っ先に飛び出して行ったのは、坂本アドバンポルシェGT3R、そして半仁田NSX、1周目タイヤを暖める為各車、車体を左右に振ってはやる気持ちを押さえているよう。まず最初にアタックにかかったのは坂本ポルシェGT3R、やがて最終コーナーが近づくと、一段と爆音が響き気合一発!!全開でアタック開始!!矢の様にホームストレートを駆け抜けていく。後方から前回の優勝者、山地GTRもストレートで2〜3台をパスしてアタック開始です。ところが1コーナー下って加速状態の時、突然白煙をもうもうと噴き出してしまう。そのまま力なくスローダウン!?ゆっくりとコース脇を走り、第一ヘヤピンアウト側に力なく停止、なんとエンジンブローだ。600馬力以上のパワーを誇るGTRもそのパワーゆえに起こり得るトラブルなのか!?これでアタックも出来ず終ってしまう。最速はやっぱり半仁田NSX、僅か4周でアタック終了!!ただ1人2分00秒577を記録、ポールを決めた。2番手は2分切りを目指す坂本GT3Rが2分02秒238、3番手には財津300Zが同じく2分02秒328で続く、またもや14番手田中トレノまでが10秒切りというハイレベルな予選結果となった。丸山トレノは19番手2分13秒065で予選を終えるが、ブリッジ下でコース外に出ている。聞けばデフトラブルが発生したらしく、決勝までに取り寄せて積み替えるということだ。今日は決勝までの時間が短くはたして間に合うのか…??
 山地GTRは完全にお手上げ状態で今日はリタイヤやむなし、と言う事だ。優勝候補の1人でもあり非常に残念だが、最終戦には作りなおして必ず帰って来ると誓って、撤収する事に…。いつものユーロメンバー、堀BMWは「今日は反則、予戦中ず〜〜っと青旗だされて走ってた」そうで、それでも自己ベストに近い2分22秒台を記録、アルファの井村さん、ポルシェの木村さんとランデブーしようとデイトの約束取り付けてました。予選に賭けたポルシェGT3Rの坂本さんは、「残念、今日は行けたと思ったのに…1コーナーオイル旗が出てて一瞬アクセル緩めてしまった!!」と悔しさまるだし「もうタイヤがなく決勝は…??」と実に悔しそうです。 
今日の決勝は、11時30分スタートです。
各車、必勝を胸に秘めて、いよいよコースオープンの時間です。ポールの半仁田NSXを先頭に、次々とコースに出て行きます。1周してグリッドに整列です。すると!?ここで場内放送が「1台白い車が、第1ヘヤピン手前でスタックしてますよ!?」なんと三好の白いRX7SRがホイルナットの脱落で、タイヤが外れたらしい、これで三好はグリッドにたどり着けず、リタイヤとなってしまう。その他2番時計を記録した坂本ポルシェGT3Rと、デフトラブルを抱えた丸山トレノ、そしてエンジンブロ−で予選タイム無しの山地GTRが残念ながらグリッド上から消えてしまった。選手紹介のあと、いよいよ各車エンジンに火が入り、フォーメンションラップの始まりだ、ゆっくりと1周して、元のグリッドに全車一旦停止、一段とエンジン音が高鳴り、レッドシグナルが消えて、決戦の火ぶたが切られた!!スタートダッシュはNSXだ!!、後ろに300Z、180SXが続く、滝山RX7は5番手からのスタートだが、チョイ失敗!?で板谷FC、広本スーパー7、9番手からスタートした山口シルビアにも先を越されてしまっている。1周目、半仁田NSXがトップ、少し離れて財津300Z、本武180SX、板谷FC、広本スーパー7、滝山RX7と続く、あ〜〜やっぱり今日は半仁田NSXの独走か!?財津300Zはほんの少し離されて追っかけている、2周目以降S2クラスの本武180SXは、到底前2台には追いつきそうもないとふんで、ブースト圧をさげての単独3位でクルージング、その後ろでは滝山がスタートの失敗を取り戻すべく全開アタック!!1周目100R登りから第2ヘヤピンで山口シルビアを抜き去り、2周目広本スーパー7を抜いて、板谷FCとバトル中です。しかし板谷FCは大きくお尻振りながら、火吹きながら必死の抵抗!!ストレートも同じRX7の旧型とは思えない加速力でまえを譲らない、ヘヤピン手前やブリッジ下では大きくお尻を振り、滝山RX7もちょっと近づきがたいのかも??しかし次の周の3コーナーS字入り口で「もはやここまで」と思ったか、前を譲って滝山がようやく自分のポジションを取り戻す。前には誰もいない、滝山はここから獲物を追って、大激走、チラッと青い物が見え隠れしている。それは3位単独走行中の本武180SXだった。その頃トップ争いは財津300Zが、半仁田NSXの真後ろでプレッシャーを掛け始めていた。タイムはお互い2分1〜2秒台を連発して、ぶっ飛ばしている。場内放送が「おや!?財津選手タイヤが厳しいか?少し離れたようですね」と伝えている。しかしこれは間違いだったらしく、次の周のストレート、スルスルッと半仁田NSXに並ぶとそのままインをキープしてサイドバイサイド、1コーナーのブレーキ勝負に持ちこむ!!アウトの半仁田も頑張るが、ブレーキポイントは、ほぼ同じ!!半仁田NSXはここは綺麗に譲って、財津300Zがついにトップを奪い取る。しかし半仁田NSXもそのままでは終らない、ピタリと追走して「スキあらば…」とトップ奪還を狙う。レースはそのままこう着状態、手に汗握る高度なバトルが続く、3位の本武180SXはようやく後ろから滝山RX7が近づいて来るのをバックミラーで確認、「これはいかん!!」とやおらブーストあげてスタコラ逃げに入る。滝山は真後ろまで行くが、7周目第2ヘヤピン立ち上がりでお尻を出して、一気に差を広げられる。どうやら追い上げと前半のバトルでタイヤを使い果たしたようで、ブリッジ下や最終コーナーでもオーバーステア気味!?アクセルが開けられないようで、すぐそこにいる本武180SXが遠い存在になっている。トップ争いはピタリとZをマークするNSXだがこちらもZのターボパワーにコース前半すこし離れるが、後半のテクニカルセクションでまた盛り返すと言うパターンが数周続く。しかしどのドライバ−も流石DES−TAIのベテラン、そうそうミスも無く、ただただ、とんでもないペースで周回は進む。そしてついに10周!!最初にチェッカーを受けたのは財津デイトナ300Z、惜しくも挽回ならず2番手は貧差で半仁田NSX、これまた3番手はついに滝山の追撃を振り切った本武ドリーム180SXが真後ろに滝山博多鳶RX7を従えてチェッカー!!その他も随所で好バトルが展開された。広本スーパー7と板谷FCは何度も順位を入れ換えながら終始バトルを展開、最後は広本が板谷をうっちゃり5位をゲット、ユーロから兆戦の小迫GT3は手堅く7位でゴール、田中トレノは9秒台で総合11位クラストップでゴールだ。

やっぱりDES―TAI、皆さん素晴らしい走りで、ほんとに今回も実に面白いレース展開でした。APクラスで1台クラッシュがありましたが、DES−TAIクラスは全員無事生還!!ほんとに皆さんご苦労様でした。今回もDES−TAI史上に残る名勝負を演出してくださった、財津さん、半仁田さん、ご苦労様でした。なんと後でわかったんですが、今回のレースタイム10周を“20分28秒448”で走りきるというこれまたDES−TAI記録でした。1周当り2分3秒切ってしまいました。終始けん制しあったりして、しかもグリッドスタートで、ですよ!?
 場内放送も相当興奮気味で「GT選手権の再来か!?NSX対フェアレディーの激突」なんて騒いでいました。終了後の財津さんのコメントもまさにプロ並み、1コーナーでのNSXのブレーキポイント読み切って計算づくの勝負だったようです。抜く前の最終コーナーから計算してのオーバーテイクだったようです。抜かれた半仁田さん「Zがあれだけストレート伸びるとは…」と言っていました。前半逃げる為にタイや酷使したそうで…逆に「追われるより追う方が良い」ともいっていました。3位の本武さん「だれも来んと思って、ブースト落して走ってたら、突然滝山さんが現れて『コライカン!!』と思うて、ブースト目いっぱい上げて逃げた」そうで、滝山さんそれ聞いて「あらん!!そのままにしておいてくれたらよかったのに…」と言ってました。実に和気あいあい、これがDES−TAI、勝負終れば皆楽しい走行会仲間です。ホイルナットの緩みでタイヤが外れた三好さん「決勝前にトレッド広げる為にいれたスペーサーが合わなくて、ボルトの掛りが浅く、外れてしまった」そうです。皆さんくれぐれもご注意下さい。最高速が出てる時でなくてよかったです。まかり間違えば大事故です。

さてさて、今年は後1戦残すのみ、はたしてまた新しいチャンピオンが誕生するのか??現在、ポイントイーダーは財津さん、前回優勝の山地さんが今回リタイヤなのが厳しい所、半仁田さんも2戦連続出場で連続ポールポジション獲得のポイントもありこの3人がチャンピオン候補です。S2クラスは順当に滝山さんがリード、ユーロは今回参加した小迫さん、堀さんが抜け出してます。ユーロは残り2戦(次はAFOSです)あり、ここはまだまだわかりませんが…。皆さんまた次回お会い出来るのを楽しみにしています。

DVDは只今1戦、2戦、合わせて編集作業中です、ご期待下さい。

総合順位
1位:財津真志 DAYTONA300ZT(クラス2)
2位:半仁田勉 車道楽NSX-SO(クラス2)
3位:本武義浩 ドリーム180SX(クラス3)