超高速バトルオブオートポリス“春の陣”
2003 KYUSHU DES-TAI CUP第1戦 AUTOPOLIS 3/23 レポート 岡田

今年は、いつもより春が遅いような気がします。毎週末になると雨が降り出してしまいます。しかし3月23日だけはまったく問題なしの春の陽気でした。でも朝早くミルクロードを登って行くと、路肩はまだ雪が残り、オートポリスに下るワインディングは一部まだアイスバーンが残って、ここ、阿蘇の山々はまだ冬なんでしょうか…しかし春を待ちきれないDES-TAI戦士達のお陰で、今回は大盛況!!久しぶりのサーキットを晴天の下、楽しもうと大挙エントリーして頂きました。ユーロカップ24台、シニアカップ25台、ほんと皆さんに感謝でございます。
ユーロカップ
なかなかの顔ぶれですよ!?まずポルシェは2年連続チャンプンの小迫GT3を筆頭に、河野ファミリー3台にRS田中、それにほんと顔忘れるくらいお久しぶりの鶴丸964、松浦カレラに、土橋993等々。BMWは無冠の帝王脇アイディングに堀E30アイディング、ここにも1年ぶりにE30M3をアイディングSVに仕立て上げた池之上がカムバック!!ハマのM3使い深山E30M3、そしてご存知くるくるMクーペの瀬戸、そして318iSで初兆戦の小山、またその他ユーロにはおちゃらけドクターズのランエボ3台の揃い踏み!!直前にブレーキが間に合った棚平ユーノスロードスター、HSRで走る手島インテRも初挑戦だ。スタート前今日の抱負を聞かれて「今日の目標、2分18秒を切ること、そうじゃないと色々お金かけた分、元とらんもん」と脇アイディング!!なかなかの気合の入り様だ!?でも多分それは間違い無いはず。また少しでもダウンフォースをと、りヤウイングを調整する瀬の口ランエボ、ここはランエボ誰が速いか??三つ巴の戦いだ。ポルシェでは「スタートですべて決まる」と言う小迫さんに、河野パパは「スタートで前に出られればね、そうじゃないとなかなか抜かせてくれないもん」とやはり同じ思いの様だ。総合争いは小迫、河野パパ、河野ジュニア、RS田中、この辺が優勝候補ですね、BMWは脇アイディングに何か無ければまず決まりでしょう。それにしても今日の天気は絶好調!!気温も低目でこれはもしかするとタイム期待できかもです。私はシュニッツァーCSL(灰色竜巻進化型1号)で脇アイディングの挙動を見るべく後ろに付いて、ビデオ撮影する事になりました。このCSLも去年最後のDES−TAIでメタル流して、エンジン作り直して初めての本格レース兆戦です。どの位の出来か確かめる意味もあります。レースは小迫GT3をポールに去年のランキング順に並んでのグリッドスタートです。
いつもの様に、ドライバ-紹介が続く中、今年からF1と同じように、レッドシグナル点灯して、消えたらスタートとなります。そしていざスタート、脇アイディングが加速良いこと!!前のポルシェの真っ只中に割って行きます。おや!?この黄色いGT2は??なんと河野パパのGT2ではないですか!!これは完全なスタートミス、なれないスタート方式に戸惑ったのか?12番テスターとの私の目の前にいるんですよ。1コーナーはポルシェ、BMWがごちゃ混ぜになりながら通過、横には後ろから木村993が私の前に、脇アイディングは、3台前に「おいおい!!速過ぎでこのままじゃ写らんぞ〜〜」内心ヒヤヒヤ。S字の入り口までに、我を取り戻したのか、河野GT2が猛烈な加速ですっ飛んで行った。ヘヤピンは木村993を挟んで回り、登り100Rから第2ヘヤピン進入でインを空けてもらいようやく脇アイディングの後ろに…でもかなり差があって、これじゃ小さくしか写らないかも??と思いながら、ジェットコースターの下りから右コーナーへ、いつもならこの変で少し追いつくのに今日はアラララ!?逆に離れてるような??こりゃ大変と必死についていくと最終コーナーで、前2台のポルシェが互いに牽制し合って、脇アイディングの壁状態、そこでようやく真後ろに付く事が出来、ストレートへ、流石にポルシェの加速は速い!!壁の2台は少しずつ離れて行く、その後を脇アイディングの真後ろで、アクセルオン!!すると今までは、アイディングステージ3には太刀打ちできなかったCSLがなんとアクセル余裕があるくらいに付いて行けるのです。「こりゃ速ぇ〜ぞ!?」とニンマリです。そして1コーナーが迫って、ハッと我に帰って「ブレーキだ〜〜!!」その時一瞬前回のDES−TAI思い出しましたね!!同じように1周目ブレーキ遅くなって1コーナーで見事に1回転した事を…。「ヤバ!!まわ〜る〜かもッ」と必死にコントロール、真横には冷静な脇アイディングが1車線分空けてくれて…「あららら、前に出たら行かんビデオとらんと…」と必死にブレーキで押さえて寸前で脇アイディングを先にやる事に…(実はブレーキ性能がアイディングの6ポットと違いすぎ、ストレートで真後ろに付いてついつい同じ位置で踏んでアイディングを追い越してしまったのです、止まれずに…)その頃トップは、RS田中の964RS、その後ろではスタート失敗の河野パパGT2と河野ジュニア964T、それに小迫GT3が大激戦、少し離れて河野光964と鶴丸964がバトル、そして脇アイディングという順番で、エントリーの関係で最後尾スタートの松浦911が私のすぐ後ろまで迫ってきている。その他ユーロのランエボ対決は、瀬の口、大山が僅差で、BMWE30対決もベテラン掘320アイディングが抜けだし、深山M3と池之上M3アイディングが立川964と3台でテールツーノーズで通過する。私のお仕事は、脇アイディングの挙動を撮影することですすが、これがなかなか!?とにかく第2ヘヤピン過ぎの下りからブリッジ下ののぼりまでで、だんだん離されるのです。この冬、足廻りのピロ化と各部リフレッシュ、それに去年やったデフのファイナル変更が、見事に当った様で、見ていてもその安定感が違うのです。あのでかい羽根を見失わない様についていくのに必死です。そのうち周回も少なくなり、脇アイディングも周りに敵がいなくなり、余裕を持って周回してくれたので、どうやら撮影は無事終了…あっという間の7周でした。トップは去年の第1戦を征した田中964RSが余裕でゴール。その後ろは河野ジュニアをなんとか振り切って小迫GT3が、3位にはその河野964T、僅かに遅れてパパのGT2が4位、BMWは脇アイディングが無冠の帝王を返上すべく貫禄の走りで敵無しのトップ、2位はこれも前年度チャンプの掘320アイディング、3位はハマのM3使い深山E30が安定した走りで1年ぶりの出場だった池之上M3を押さえてゲットした。今日は気温も低くタイム的に期待していたんですが、BMWを中心にタイム更新した人が沢山出ました。残念ながらランエボの瀬の口が1コーナーでスピン!!ブロック塀にヒットしてリタイヤとなってしまったが、今年最初のユーロは、ほんとエキサイティングで実に楽しいイベントでした。

自己ベストBMW記録を出した脇さんの一言(2分15秒210) 「ほんとに??15秒??そら凄か!!自分でもビックリ、18秒から2年間タイムでなかったのに…普通に走っただけだったのに…ハハハハ、そのうちシニア走るか…!?」
ちなみに灰色竜巻進化型1号(CSL Evo)も16秒677と言う新記録でしたが、なんか霞んじゃいましたね。 口惜しいけどアパルーサのチューンの方向性間違っていないの解ってホットしました。今までの記録はグリーンモンスターで01年に出した2分17秒246でした
 

シニアカップ
こちらは本格的なスプリントです.九州一のレベルをうたい文句に始めたのですが、ほんとに凄い事になりました。エントリーメンバー見たときからそれは解ってはいたものの、流石に予選が始ると…そのレベルの高さにビックリでした。APカップも含めて35台が一斉にコースイン!!凄いスピードと爆音で駆け抜けていきます。ポールは1月のDES−TAIテストディでもトップを走っていた、本武ドリーム180がただ1人4秒台でゲット、2番手はSタイヤながら、山地32GTRが僅かに5秒099で続く、3番手はご存知、滝山博多鳶RX7、6番手の有村RX7までが5秒台、矢野師匠RX7,坂本ポルシェGT3Rが6秒台、林田RX7から13番手の黒瀬GTRまでが8秒台、10008の西村33GTRが15番手なんて、考えられますか??とんでもないレベルですよ、堤AE86なんか、18秒で30番グリッド、予選終って「次はユーロ走らせて」と泣き入れて来たくらいです。水嶋RX7(ヌクドナルド号)も「いや〜レベル高すぎじゃないですか?今日は…」ともう戦う前から諦めモード。矢野師匠「今日はだれかな〜私じゃないのは確か!ウンウン」と妙にニコニコ、丸山GTRは前回のホワイトから真赤に変身しての登場、またケーターハム軍団は、今年からクラスが2,500cc以下のBクラスとなり、チャンピオンも狙える。でも5秒台にいて流石フォーミュラージュニアと言うところですね。86かわいそうかな??いよいよ決勝レース!!グリッドに整列する各マシンを望遠で1コーナー侵入付近で見ていましたが、35台が並ぶグリッドに陽炎が立って、なんちゃってレースじゃなくほんとのGT選手権のような雰囲気に見えました。陽炎の中、グリーンフラッグが降られ、やがてレッドシグナル点灯!!そしてシグナルが消えると同時に隊列が乱れ、猛然とダッシュが始る。ファインダーの中みるみる迫ってくるのは、山地GTRだ!!ポールの本武180は、やはり4駆にはスタートで及ばないのか?そのあとは恐い位に、爆音と共に各車ぶっ飛んでくる。林田RX7は1コーナーイン側から突入、コーナー手前でタイヤスモークを吹き上げながら通過して行った。やがて全車無事通過、後には、ほのかな煙だけがただよって、だんだん爆音が遠ざかって行った。やがて最終コーナー、陽炎の中を最初に立ちあがってきたのは本武ドリーム180だ!!早くも2番手山地GTRに20メートルの差をつけている。3番手以降はまさに混沌!?コース巾いっぱいに広がりながら迫ってくる。しかしタイムを見ると、とんでもなく速い!!最後の方でも20秒前後、ほとんどが10秒台、初めの半分は10秒を切っている。3位争いは滝山鳶号RX7と林田RX7が抜きつぬかれつの争い、その後ろはケーターハムにGTRにRX7がテールツーノーズで大接戦、毎回順位が変りながら通過して行く。ランエボが1コーナー大きくスライドしながら、ポルシェが、シルビアが駆け抜けていく。トップの本武180は安定した走りで独走態勢、2位山路GTRも後半タイヤがタレ気味ながら滝山RX7の追従を許さない、丸山、黒瀬のGTR勢や矢野RX7も元気に追走中!!でもまわりが速すぎで、なかなかトップ争いには届かない。初出場の西村GTRは予選を10秒008で通過したものの、本戦のあまりの迫力に圧倒されたそうで、ブレーキも抜け気味になりここは安全を考えてリタイヤする事にしたそうだ。レースはスタートで山地GTRに先を越されたもののすぐに取り返してその後一度もトップを譲ることなく、本武180がポールツーウィンを達成!!2位には山地GTRがSタイヤで、3位には前年度総合チャンピオンの滝山RX7が入った、一時滝山を抜いた林田RX7が4位、5位にはBクラスから吉川ケーターハムが、6位は今回Aクラス(Sタイヤ)で参戦の矢野RX7が入賞した。そしてなんと15番手の佐々木RX7でも10秒台で賭けぬけてるんです。これは凄過ぎませんかね??とにかく九州一の高速バトルのうたい文句に違わぬ、DES−TAIシニア戦士の戦いでした。予定通り1コーナーでお外に出てしまった水嶋RX7ことヌクドナルド様!!誠にパフォーマンスありがとうございました。何時も期待を裏切らぬ真摯な態度に好感が持てますっ…て次はチェッカーまで頑張ろうな!!

それでは皆さん、次回727日オートポリスゴールドカップDES−TAIシリーズでまたお会い出来るのを楽しみにしております。しっかし、速っすぎだわ〜〜〜〜!!

フォトアルバム(協力:bmhさん)